アルティメット(Ultimate)とは

アルティメット(Ultimate)は、各7人からなる2チームが100m×37mのコートでディスクをパスしながら運び、敵陣エンドゾーン内で味方からのパスをキャッチするとポイント(1点)となります。球技にはないディスクの飛行特性を遣い、またスピードや持久力を必要とすることから究極(Ultimate)という名前がつけられました。ゲームではスピリット・オブ・ザ・ゲーム(Spirit of the game)という紳士的な基本理念に基づき、審判を置かずに選手同士の判断によるセルフジャッジを採用しているのも特徴といえるでしょう。

ゲームの進め方

ゲーム開始前に、オフェンスとディフェンスを決め、各々のエンドゾーン内に横一列に並び、ディフェンスチームからのスローオフでゲーム開始となります。スローオフ前には、どちらのチームともゴールラインより前には出られません。両チームとも相手のエンドゾーンがゴールとなり、オフェンスチームは、味方同士のディスクのパスで攻撃を展開していきます。その際、ディスクを持っているプレーヤーは歩くことができません。ディスクを保持したプレーヤーが軸足を移動したり、歩いたりするとトラベリングという反則となります。パスしたディスクが地面に落ちたり、アウト・オブ・バウンズとなった場合(ラインから出た場合)、または、ディフェンスチームのプレイヤーにインターセプト、あるいは、パスカットされる、ストーリングアウトになる(マーカーはスローワーの3m以内の位置についた時点で「ストーリング」とコールし、1秒間隔で10(テン)カウントを始める。スローワーは10の声が発せられる前にディスクを投げないとストーリングアウトとなる)等がおきた場合などは、ターンオーバー(T.O.)となり、その場で攻撃権は、相手のチームに移ります。プレー中 にディフェンスへの走路妨害の反則が起こった場合は、ピックという反則となります。1点入るごとにコートチェンジを行い、前のプレーで得点したチームがディフェンスとなり、スローオフを行います。

試合形式

大会ごとに定められており、時間制やポイント制(17先取)などで行われています。

主に使われているディスク

 ディスクラフト社製 ウルトラスター 

 サイズ:重量175g、直径27cm

 

 

WUGC2012 アルティメット(Ultimate)競技開催部門

※各部門とも6カ国以上の参加がある場合に開催されます。
※これまでウィメンマスターズ部門は参加国数が少ないため、世界大会における部門成立までいたりませんでしたが、昨今世界中の女性アルティメットプレーヤーが増えてきた経緯もあり、世界連盟(WFDF)との協議を重ねた結果、2012年の世界大会から新規開設することになりました。経験豊かな女性プレーヤーによるプレーも今回の見どころの一つです。

 

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